リビングエール 働く人への保険 比較

「リビングエール」と「働く人への保険」の比較

所得補償保険の中でも、日立キャピタル損保の「リビングエール」とライフネット生命の「働く人への保険」が人気です。
2012年現在、我が国で販売されている所得補償保険は、ほとんどが保険金を受け取れる期間が、就業不能になってから最長2年なのに対し、この2商品はそれぞれ60歳と65歳まで保険金が支払われる長期補償タイプなので人気なのでしょう。
それでは、この2商品ではどちらがより良いでしょうか?
前提として、全ての人にお勧めできるベストな保険というものはありません。
その人にとって必要な保障内容や、経済状況などによって支払える保険料などもそれぞれ違います。

リビングエールのメリット

  • 免責期間(支払対象外期間)が60日か90日間と短い。
  • 同年齢なら基本的にいかなる職業でも保険料は変わらない。
  • 法人や団体が職員の福利厚生として利用できるプランGLTD(団体長期障害所得補償保険)が用意されている。
  • うつ病等の一部の精神障害は、精神障害補償特約を付帯すれば最長2年間保険金が支払われる。

リビングエールのデメリット

  • 設定できる保険金月額が最高30万円と「働く人への保険」より低い。
  • 補償される期間が最長満60歳までと「働く人への保険」よりも短い。
  • 「働く人への保険」よりも保険料が高い。
  • 保険期間は5年間(更新制)で、更新するたびに保険料は高くなる。

働く人への保険のメリット

  • 保険金月額が最高50万円まで設定できる。
  • 「リビングエール」よりも保険料が安い。
  • 最長満65歳まで保険金(就業不能給付金)を受け取れる。
  • 更新型では無いので、契約後保険料はずっと変わらない。

働く人への保険のデメリット

  • 免責期間(支払対象外期間)が180日間と長い。
  • 保険金を受け取っている間も保険料の払込が必要。
  • 「うつ病」などの精神障害が原因の場合は保険金が支払われない。

 

同じ保険金額なら「働く人への保険」のほうが保険料は安く、しかもずっと変わらないので保険期間が長くなるほどお得です。
ただし、「働く人への保険」は免責期間が180日と長く、半年以上就業不能と診断されない限り保険金は受け取れないのに対し、「リビングエール」の免責期間は最短60日と3分の1の短さです。
「リビングエール」は個人向け商品ですが、同じ日立キャピタル損保には「GLTD(団体長期障害所得補償保険)」という法人向けプランも用意されています。
また、特約を付ければ(精神障害補償特約)うつ病などの一部のメンタル疾患の療養にも対応しています。
両者を比較すれば、安い保険料で安心を買うなら「働く人への保険」が良いですが、前の商品(長期収入サポート保険)から長期所得保障保険の販売実績がある日立キャピタル損保「リビングエール」のほうが、個人的には良い気がします。
「働く人への保険」は傷病手当金制度があるサラリーマンなど給与所得者向きと言えるでしょう。

 

所得補償保険は他の保険とのバランスが大事
所得補償保険は単独ではなく、医療保険などと組み合わせて考えるべき保険です。
自分一人で検討するよりも、保険や家計の専門家に相談し一緒に考えてもらうと良いでしょう。
最近では無料で保険のプロに相談できるサービスが人気ですが、以下の2箇所が特におすすめです。
なお、予約時に所得補償保険を検討していることをあらかじめ伝え、所得補償保険を取り扱っているFPを紹介してもらうようにしましょう。

自宅などに訪問してもらって相談するなら ⇒保険マンモス

来店型保険ショップの窓口で相談するなら ⇒ほけんの窓口

「リビングエール」と「働く人への保険」の比較 | 所得補償保険ガイド関連ページ

日立キャピタル損保「リビングエール」
日立キャピタル損害保険の「リビングエール(長期就業不能所得保障保険)は、保険期間が5年間の更新型で、最長満60歳まで保険金を受け取ることができる所得補償保険です。
ライフネット生命「働く人への保険」
ライフネット生命の就業不能保険「働く人への保険」は、契約してから保険料がずっと変わらずに、就業不能状態であれば満65歳まで就業不能給付金を受け取ることができます。
アメリカンホーム保険「お給料保険」
アメリカンホーム保険会社の所得補償保険「お給料保険」は、病気やケガによる入院期間中、毎月6〜15万円の所得補償保険金を受け取ることができます。